がん免疫療法と自家がんワクチン
免疫細胞療法
1. LAK療法
インターロイキン2(IL-2)が発見されてから、これが直接リンパ球を活性化できること、その活性化リンパ球はがん細胞を殺すことが見出され、がんを殺せる免疫細胞を体外の人工的な環境下で培養して急速に増殖させ、それを体内に戻してがん治療を行うという養子免疫療法(最近は免疫細胞療法ということが多い)が開発されました。
この治療法を開発したのは、米国国立がん研究所のスティーブン・ローゼンバーグのグループです。彼らは、培養して増やしたリンパ球全体を体内に戻すという活性化リンパ球療法(LAK療法)を発表しましたが、がん細胞を殺す能力が小さく、残念ながら大きな臨床効果が見られませんでした(ローゼンバーグ自身が失敗だったという論文を出しています)。
後日、IL-2はがんを攻撃しないタイプのリンパ球も増殖させ、さらに、攻撃型リンパ球の邪魔をするリンパ球までも一緒に増殖させてしまうことが判明しています。











