自家がんワクチン。
この動画では、自家がんワクチンが体内でどのように作用するのかについて、詳しく説明します。肝臓がんや脳腫瘍などの実際のがん疾患における臨床効果も紹介しております。
日本の死因第一位は、がん
皆さんご存知のように、がんはまだまだ治療が難しい病気です。
標準治療だけでは不安な方に免疫力を活性化する治療法
自家がんワクチン療法があります。
問題となる副作用がほとんどありません
がんは、手術後の
再発予防が大切です。
がんは治療から5年再発がなければ、一般的に”完治”とみなされます。
これは、がん治療において最初の5年間が大切であることを意味しています。
上の図にありますように、多くのがん種で5年生存率と10年生存率に大きな開きが無いことから、治療から5年間生存していた患者様は10年後も生存している可能性が高いことが分かります。
一方、肝臓がんやすい臓がんなど、5年たっても安心出来ない、治療が困難ながん種もあります。
更にステージ別5年生存率を示したのが左の図になります。
ステージ4になると5年生存率が急落するがんが多いため、ステージ3までで食い止める事が重要と考えられます。
肝臓がんやすい臓がんは手術可能なステージ1からステージ3であっても他のがんに比べ5年生存率が低いことが分かります。
「全国がん(成人病)センター協議会」のホームページでは、がん種やステージを入力すると生存率を計算することが可能ですので、ご心配な方は調べてみてはいかがでしょうか。
ウイルスや細菌のワクチンでは、感染能力を無くしたウイルスや細菌を原材料にして免疫力を付けます。がん組織の中には免疫細胞ががんを攻撃するのに重要な成分が含まれています。それを目印にしておとなしい免疫細胞を活性化できる方法があります。
自家がんワクチン治療法は、
ご自身のがん組織から作製します
自分のがん組織で
がんと闘う
理化学研究所におけるこれまでの研究から、患者様自身のがん組織の中には、免疫細胞ががん細胞と正常細胞を区別する成分が含まれていることが分かっています。
「これはがんだと認識する成分」は患者様ごとに異なっているため、患者様ご自身のがん組織を使って免疫細胞を刺激することが最も理想的であると考えられます。
人の体内には正常な細胞がなんらかの原因により異常になった場合、それを殺して排除する機能が本来備わっています。
しかし、がん細胞は正常細胞と性質が似通っているため、通常、免疫細胞はがん細胞をすばやく殺せるほどには活性化されていません。
免疫細胞が認識するがん抗原(がんの目印)には、膨大な種類があり、同じがんであっても、一人一人の患者様で違います。
「自家がんワクチン」は患者様自身のがん組織と、免疫をつきやすくする免疫刺激剤で構成される、ご本人専用の究極のオーダーメイドのがんワクチンです。
がんの手術をすると、病理診断のために必ず作成する
ホルマリン処理後のがん組織を使います。
ホルマリン処理した自分のがん細胞は自分の
がんに対する免疫力強化に使える
動画で見る、自家がんワクチン療法とは
「⾃家がんワクチン療法」はすでに3,900例を超える患者様が受診されておりますが、治療が必要となるような重篤な副作用は見つかっておりません。
よく見られる副作用は、がんを免疫細胞に認識させることで起こる投与部位の腫れや発熱ですが、経過観察のみで良くなっています。ただし、受診される患者様が増えることで、これまで分からなかった重篤な副作用が見つかる可能性があります。
また、自己免疫疾患を持っている疑いが濃厚な患者様への投与は、強い免疫刺激作用による増悪の可能性がありうるため、禁忌としております。
⾃家がんワクチン療法では、他社の免疫療法で使われる⾎液は使⽤しません。
⼿術で摘出したがん組織から作製致します。
理化学研究所での⾃家がんワクチン療法の開発以前には、⾎液中の免疫細胞を使った細胞免疫療法(CTL療法やNK細胞療法)の開発が⾏われていましたが、国内最⼤の細胞バンクである理化学研究所のスタッフと設備をもってしても、⽣きた細胞を⼗分量増やし、活性を保ったまま輸送、投与することは⾮常に⼤変でした。
⾃家がんワクチン療法では、このように活性が不安定な生きた細胞は使用しません。 ホルマリンで処理したがん組織から作製しますので、物質として安定した品質のものが作製可能です。
もちろん投与したがん細胞は完全に死んでいますから増える事もありません。
全国80以上の病院で受診できます。
まずは、手術した病院でご自身のがん組織を確保してください。
次に自家がんワクチン療法が可能な病院に連絡し、電話予約をして、初診をお受けください。
自家がんワクチン療法は、
全国80以上の病院で
受診できます。
全国80以上の病院で受診できます。ホームページや資料請求で届いた冊⼦を参考にして、受診する病院に電話予約をし、ご自身のがん組織を持って初診をお受けください。
セルメディシン株式会社は「がん免疫療法」を開発しているベンチャー企業です。
理化学研究所発のベンチャーの一つで、同時に筑波大学発のベンチャーでもあります。
自家がんワクチン療法は、
セルメディシン株式会社が開発しています。
セルメディシン株式会社は元理化学研究所細胞開発銀行室長の大野忠夫博士が立ち上げたベンチャー企業です。理化学研究所時代のがん免疫療法のノウハウを基に提携医療機関へ技術支援を行っています。
病理診断用に取った残りのがん組織を使った「自家がんワクチン療法」は、セルメディシン株式会社の独自技術です(国際特許 取得済み)。
国際的にも高い知名度と研究業績を持つ理化学研究所で細胞開発銀行室長を勤めていた大野博士は、筑波大学と共同でがん治療法の研究を行い、理化学研究所発・筑波大学発のベンチャー企業であるセルメディシン株式会社を2001年に立ち上げました。
ここでは手術で取り出し、ホルマリン固定した患者様のがん組織を利用して、体内に残っているがん細胞を全部殺してしまおうという画期的ながん免疫療法を開発しています。
科学の世界では、研究結果を著名な学術誌に論文発表することが研究業績とみなされるため、非常に重要視されます。しかし、論文はライバルの研究者による厳しいチェックを通過したものしか掲載されないため、他の研究者を説得出来ないような客観性の低い研究は掲載されません。そして、発表された論文は研究者間では既知の情報となり、さらに新たな研究が行われることを促進したり、競争相手による実証実験が行われることで精度が高められる仕組みとなっていて、研究結果を社会に還元する役割も担っています。自家がんワクチン療法は基礎研究から臨床研究に至る数多くの科学的根拠となる学術論文に裏打ちされた確かな免疫療法です。
自家がんワクチン療法は、以下のように基礎研究から臨床研究に至る科学的根拠となる学術論文に裏打ちされた確かな免疫療法です。
基礎研究論⽂
1995年
ホルマリン固定がん組織からがん特異的リンパ球(CTL)の誘導培養に成功
Nature Medicine
1998年
ホルマリン固定がん組織の抗原の豊富さを確認
Cancer Immonol.
Immonother.
2002年
マウスモデルでがんワクチンの治療効果を確認
J.Cancer Res.
2002年
ホルマリン固定がん組織から自家がんワクチン療法を開発
J.Cancer Res.
2020年
テモゾロミドが効かないネズミグリオーマ由来細胞を用いた神経膠腫組織への抗PD-L1抗体治療によるCD163陽性マクロファージの浸潤とPI3Kγの役割
Brain Tumor Pathology
これまで自家がんワクチン療法の臨床研究は肝臓がんで2回、脳腫瘍(膠芽腫)に対して3回行われ、全て論文として発表されています。更に、より高いレベルの臨床試験が、東京女子医科大学、筑波大学、北海道大学、東北大学、獨協医科大学、横浜私立大学、山梨大学、京都大学、大阪公立大学、神戸大学、佐賀大学、久留米大学、熊本大学と共同で実施されております。
また、臨床試験以外でも有効性が示唆された症例については症例報告論文として多数発表しています。
臨床研究論⽂
2002年
肝細胞がんに対する自家がんワクチン療法(安全性)
Jpn. J. Cancer Research
2004年
肝細胞がんに対する自家がんワクチン療法(有効性)
Clinical Cancer Research
2007年
再発神経膠芽腫に対する自家がんワクチン療法
Cancer Science
2011年
初発神経膠芽腫手術後の放射線治療と自家がんワクチン療法の併用効果(多施設共同研究)
J Neurosurg
2014年
初発神経膠芽腫手術後の放射線治療、抗がん剤治療と自家がんワクチン療法の併用効果(多施設共同研究)
J Neurosurg
2023年
初発神経膠芽腫に対する自家がんワクチン療法:多施設、ランダム化、プラセボ対照第IIb相臨床試験(多施設共同研究)
J Neurosurgery
臨床研究論⽂
2011年
再発悪性線維性組織球腫(MFH)に対する再発局所切除、放射線治療と自家がんワクチン療法
World Journal of Surgical Oncology
2011年
神経膠芽腫に対する抗がん剤と自家がんワクチン療法による病理学的変化
Neurol Med Chir
2012年
29回治療を行った肝細胞がんに対する自家がんワクチン療法
World Journal of Surgical Oncology
2013年
乳がん骨転移に対する放射線治療、抗がん剤治療抗がん剤治療と自家がんワクチン療法
World Journal of Surgical Oncology
2015年
抗がん剤抵抗性の再発腹膜がんに対する自家がんワクチン療法の腫瘍縮小効果
Clinical Case Reports
2015年
再発を繰り返す肝臓がんに対する自家がんワクチン療法とがん抗原(グリピカン3)特異的Tリンパ球の誘導
Clinical Case Reports
2016年
抗がん剤抵抗性の子宮頚部小細胞がん肝転移に対する自家がんワクチン療法と抗PD-1抗体の併用効果
Clinical Case Reports
2017年
化学療法抵抗性多発転移尿路上皮がん:自家がんワクチンによる完全奏功例
Clinical Case Reports
2018年
ステージIVの進行胆のうがんと大腸がん:自家がんワクチンを含む複合療法による長期完全奏効の2例
World Journal of Surgical Oncology
2018年
骨転移乳がん:自家がんワクチンを含む複合療法による1年以上の臨床的完全奏効維持例の割合
International Journal of Breast Cancer
2023年
標準治療を拒否した患者の子宮がんを自家がんワクチン療法のみで治療に成功
Clinical Case Reports
自家がんワクチン療法は、科学的根拠のある免疫療法です。
肝臓がん臨床試験
肝臓がんのうち、肝細胞がんは手術で治ったはずでも、術後再発率が非常に高いがんです。
肝臓がんの再発が非常に多い理由の一つとして、局所治療(手術・ラジオ波治療など)を行っても、肝臓の中で散らばったがん細胞を全て死滅させることは不可能であることが挙げられます。また現在、再発を予防する確実な治療法は確立されておりません。
肝臓がんに対する自家がんワクチン療法の臨床試験は、第I相/第II相早期に当たる試験結果が日本癌学会の学術誌(Jpn. J. Cancer Res. 93: 363-368, 2002)に掲載されております。
また、第II相後期に当たる試験結果は、世界的に権威のあるアメリカ癌学会の臨床学術誌(Clinical Cancer Research, 10: 1574-1579, 2004)に掲載されております。
脳腫瘍臨床試験
脳腫瘍の中でも“最悪中の最悪のがん”といわれる膠芽腫について臨床研究を行っています。
最も悪性度の高い膠芽腫は浸潤性(腫瘍細胞が脳に染み込むように広がること)が高く、手術による完全摘出が困難です(図1)。再発後に推奨される効果的な治療法は未だ見つかっておりません。
手術後に残存・再発している膠芽腫に対する自家がんワクチン療法の臨床試験は、日本癌学会の学術誌(Cancer Sci., 98: 1226-1233, 2007)に掲載されております。
また、初発膠芽腫に対する臨床試験は2回行われており、いずれもアメリカ脳神経外科学会の学術誌に掲載されております。
・当時の標準的治療法である「手術+放射線治療」に自家がんワクチン療法を追加した試験結果( J. NeuroSurgery, 115(2): 248-55, 2011)
・現在の標準治療法である「手術+放射線治療+抗がん剤」に自家がんワクチン療法を追加した試験結果(J. NeuroSurgery, 121(3): 543-53, 2014)
使用した原料は、過去の手術で摘出されホルマリン固定・パラフィン包埋されていた腫瘍組織です。
原則1コースで治療が終了
個人情報保護方針
セルメディシン株式会社(以下、当社という)は、個人情報を保護することが当社の事業活動の基本であるとともに当社の社会的義務であると考えております。当社は、個人情報保護方針の確実な履行に努めます。
当社では、関係医療機関・医師・患者さま(以下、お客さまという)の個人情報の取扱について、情報管理責任者を設置し、その管理責任者の指示のもと適切な保護・管理を行います。
お客さまが当社技術提携先医療機関・相談窓口・ウェブサイトなどをご利用になるときに、必要に応じてお客さまの個人情報を教えていただく場合があります。
当社は、お客さまの個人情報を適切な方法で管理を行います。法令の定める場合などを除き、お客さまの許可なく、その情報を機密保持契約のない第三者へ開示・提供することはありません。
当社は、お客さま自身の個人情報をビジネスパートナーに提供する場合でも、提供先においては当社と同様の情報管理を行うことと致します。
お客さまの個人情報は、正確かつ最新の状態に保ち、個人情報への不正アクセス、紛失、破壊、改ざんおよび漏えいなどを防止するための合理的な措置を講じています。
当社は、個人情報に関して適用される法令、規範を遵守し、お客さまの個人情報の取扱については、常にその改善・向上に努めてまいります。
当サイトでは、会員専用ページ、電子メールによる情報配信サービス等をご利用いただくために必要な範囲で、メールアドレス、お名前、ご住所などの個人情報を登録していただきます。これは、会社のご案内送付や情報配信サービス等において、利用者の確認・照会のためにのみ使用されます。
お客さまがウェブサイト上にて会員登録された後、お客さまからご希望があった場合は、電子メールで当社からお客さまに、ご興味あると思われる有益な情報を提供させていただきます。途中で当該情報が不要となりました場合には、当社にご連絡いただければ、当該情報の配信を止めさせていただきます。
当サイトの運営に関連しての情報が保存されるコンピュータ機器は、ネットワーク外部からの不正アクセス等によって、内部データが覗かれたり改竄・毀損されたりしないように厳しく管理されています。
お客さまのご自身の個人情報に関するご質問・お問い合わせは(電話: 029-828-5591 、メール: tkb-lab@cell-med icine.com)にて受け付けております。
セルメディシン株式会社
〒305-0047茨城県つくば市千現2-1-6-C-B-1
電話: 029-828-5591
メール: tkb-lab@cell-med icine.com
基礎研究論⽂
1995年
ホルマリン固定がん組織からがん特異的リンパ球(CTL)の誘導培養に成功
Nature Medicine
1998年
ホルマリン固定がん組織の抗原の豊富さを確認
Cancer Immonol.
Immonother.
2002年
マウスモデルでがんワクチンの治療効果を確認
J.Cancer Res.
2002年
ホルマリン固定がん組織から自家がんワクチン療法を開発
J.Cancer Res.
2020年
テモゾロミドが効かないネズミグリオーマ由来細胞を用いた神経膠腫組織への抗PD-L1抗体治療によるCD163陽性マクロファージの浸潤とPI3Kγの役割
Brain Tumor Pathology
臨床研究論⽂
2002年
肝細胞がんに対する自家がんワクチン療法(安全性)
Jpn. J. Cancer Research
2004年
肝細胞がんに対する自家がんワクチン療法(有効性)
Clinical Cancer Research
2007年
再発神経膠芽腫に対する自家がんワクチン療法
Cancer Science
2011年
初発神経膠芽腫手術後の放射線治療と自家がんワクチン療法の併用効果(多施設共同研究)
J Neurosurg
2014年
初発神経膠芽腫手術後の放射線治療、抗がん剤治療と自家がんワクチン療法の併用効果(多施設共同研究)
J Neurosurg
2023年
初発神経膠芽腫に対する自家がんワクチン療法:多施設、ランダム化、プラセボ対照第IIb相臨床試験(多施設共同研究)
J Neurosurgery
臨床研究論⽂
2011年
再発悪性線維性組織球腫(MFH)に対する再発局所切除、放射線治療と自家がんワクチン療法
World Journal of Surgical Oncology
2011年
神経膠芽腫に対する抗がん剤と自家がんワクチン療法による病理学的変化
Neurol Med Chir
2012年
29回治療を行った肝細胞がんに対する自家がんワクチン療法
World Journal of Surgical Oncology
2013年
乳がん骨転移に対する放射線治療、抗がん剤治療抗がん剤治療と自家がんワクチン療法
World Journal of Surgical Oncology
2015年
抗がん剤抵抗性の再発腹膜がんに対する自家がんワクチン療法の腫瘍縮小効果
Clinical Case Reports
2015年
再発を繰り返す肝臓がんに対する自家がんワクチン療法とがん抗原(グリピカン3)特異的Tリンパ球の誘導
Clinical Case Reports
2016年
抗がん剤抵抗性の子宮頚部小細胞がん肝転移に対する自家がんワクチン療法と抗PD-1抗体の併用効果
Clinical Case Reports
2017年
化学療法抵抗性多発転移尿路上皮がん:自家がんワクチンによる完全奏功例
Clinical Case Reports
2018年
ステージIVの進行胆のうがんと大腸がん:自家がんワクチンを含む複合療法による長期完全奏効の2例
World Journal of Surgical Oncology
2018年
骨転移乳がん:自家がんワクチンを含む複合療法による1年以上の臨床的完全奏効維持例の割合
International Journal of Breast Cancer
2023年
標準治療を拒否した患者の子宮がんを自家がんワクチン療法のみで治療に成功
Clinical Case Reports