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症例のご紹介(鼠径リンパ節/大腸を切除した卵巣がんの2例)
29
Aug
〔症例0119〕(すばるクリニックの症例)
2003年3月鼠径リンパ節転移を切除、再発リスクあるも04年3月までは異常なし、04年8月自家がんワクチン接種、免疫反応テスト-2陽転、以来、10年7月に至るも抗がん剤療法なしで問題なく、通院中。
〔症例0890〕(七川医院の症例)
手術時に大腸までも切除しているため、再発必至と予想されていたが、09年3月の自家がんワクチン接種以来、免疫反応テスト-2陽転、10年7月までに1年以上無再発。腫瘍マーカーさえも上昇していない。日常生活も正常。
(解説) -----------------------------------------------------------
卵巣がんは、一般に抗がん剤が良く効くとされていますが、その場合の評価は、がんのサイズの縮小を指標にしています。II期以上の進行例の予後は不良であり、そのような症例が圧倒的に多いのが現状です。
進行例では、抗がん剤による治療後、一時的にがんのサイズは縮小したとしても、やがて抗がん剤に耐性になったがん細胞が増殖し、大部分の症例で再発するとされています(Ⅲ期およびⅣ期では、再発率は約70%)。
強烈な抗がん剤療法の強い副作用で苦しむ前に、副作用が出ない程度に抗がん剤の量を少なめに調節してもらうか、あるいは一旦抗がん剤治療が終了した後にするかは、主治医との相談になるかと思いますが、それでも生き残った可能性がある卵巣がん細胞を最後まで殺しきってしまうために、ぜひ自家がんワクチン療法との併用をご検討下さい。
上記のように、転移がある進行例でも、希望が持てる症例が出ているのです。
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