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症例のご紹介(終末期の肺がんの方)
14
Jul
症例0996 肺がん (東海クリニックの症例)
来院時点ですでに腫瘍残存、胸水貯留あり、地域がん治療の中心的病院の前治療医から見放されたという。前治療(標準的化学療法か)の詳細は不明。来院以後、その中心的病院からは「患者死亡?」との問合せが2ヶ月ごとにあった。来院時の推定余命は(前治療医はおそらく3ヶ月以下と考えていたようだ)、間違いなく6ヵ月以下。
2009年8月自家がんワクチン1コース接種、細胞性免疫反応(DTH-2)は陽転した。自家がんワクチン接種後、温熱療法を併用、2009年12月に腹水貯留を認めるまで4ヶ月間安定状態となった。以後増悪するも、2010年7月時点(ワクチン接種開始より11ヶ月)で生存中。
この症例は、温熱療法の経験が長い現主治医によれば(温熱療法のみよりは)「自家がんワクチン+温熱療法」の延命効果はあったとの判断であった。
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(注) いわゆる"がん難民"といわれる方々の末期がん(特に、終末期)にがん免疫療法を施行することは、往々にして大手の医療機関側からエビデンスが無いと批判されます。
この批判は、暗に「効かない、無駄だ」という非難の意味で使われることが多いのですが、患者様側からは、「有名病院は手に余ると患者を放り出すだけで、その後は無能ではないか」という逆非難になって表出されます。これでは双方にとって建設的ではありません。
がん終末期では、患者様を見放すことなく、上記の症例報告のような例もあることから、たとえ治療効果が出てくる確率は低くても、確率が低いことを含めて丁寧に説明し、患者様に納得していただいた上で自家がんワクチン療法を施行するのは、医療の一環としては合理的な範囲と思われます。







