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腫瘍血管新生阻害剤はがん転移を促進する
22
Jul
米国癌学会誌の一つ、Clin. Cancer Res.の7月15日号に、米国立がん研究所から出された短いコメント論文が出ています。
→ Patricia S. et al.: Clin. Cancer Res. 15: 4529, 2009.
内容は、がんへの栄養を供給する新しい血管ができるのを阻害する薬剤が、がんの原発巣の増殖は抑制しても、がんの転移はかえって促進することを動物実験モデルで証明した論文を賞賛しているものです。
このような腫瘍血管新生阻害剤には、大別すれば、アバスチンのようなVEGF阻害剤と呼ばれるものと、スーテント(スニチニブ)のようなVEGFレセプター阻害剤の2つのタイプがありますが、どちらも国の承認薬であるにも関わらず、全体として生命予後があまり延びないという欠点があります。この原因として疑われていたのが、かえってがん転移促進効果があるのではないかという点でした。
腫瘍血管新生阻害剤の投与を受ける場合は、がん転移がかえって増えないか十分注意する必要がありそうです。







