Topics
術後補助化学療法に使う「ハーセプチン」の価格
25
Mar
転移した乳がんの治療には(その乳がんがHER2を過剰発現していれば)、ハーセプチン(抗HER2モノクローナル抗体、一般名:トラスツズマブ)が広く使用されていまが、厚労省は乳がんの術後補助化学療法にも、ハーセプチンを使用することを認可しています。
すなわち、乳がん術後(見かけ上は根治したはず)で、がんが一応はないという患者様にも再発予防のためにハーセプチンを投与してもよい、というものです。
しかし、この投与量は、成人に対して初回投与時には体重1kgあたり8mg、2回目以降は6mgを、3週間ごとに点滴静注することになっています。体重50kgの方であれば、2回目以降でも毎回300mgとなります。1年間17回投与では計5.2g、2年目も続ければ10.3gも必要となります。
ハーセプチン注射用150が1本73,981円ですから、これから計算すると、1年間で約256万円、2年間継続では、通院34回、計508万円、健康保険が利いても3割負担で約152万円の患者様負担となります。
乳がん治療のガイドラインに掲載されていて健康保険が適用される標準的な治療法といえども、これほど高額な医療費がかかります。
自由診療である「自家がんワクチン」は、患者様一人ひとりのための特別な手作りであって、原則として1コース(3回ワクチン接種、通院は7回)で終了しますが、その価格が約150万円です。これが決して高すぎるものではないことをご理解いただければ有難く存じます。







