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低用量抗がん剤と自家がんワクチン併用で効果があった膵がん症例
29
Nov
第5回がんワクチン療法研究会(11月22日)で、銀座並木通りクリニックから報告された低用量抗がん剤による「がん休眠療法」では、総症例数89例中(ほとんどが"がん難民"といわれる末期がんの方です)、ハードクライテリア評価(厳密なRECIST法)で得た奏効率(CR+PR+SD)は46%、 1ヶ月以上の不変(SD)例を含めて何らかの効果があった症例(ソフトクライテリア評価)が54%となっていました。
この低用量抗がん剤と「自家がんワクチン」を併用したところ、末期膵臓がんの腸間膜リンパ節転移巣が9ヶ月間にわたって縮小、明らかなPR症例が1例発生しました。
標準療法から見放された末期の膵臓がんにおいても、あきらめる必要はなく、「低用量抗がん剤+自家がんワクチン」療法の可能性がまだ残されていることを示す画期的な例です。
縮小画像は → こちらです (そのページの最下段の〔症例0621〕をご覧下さい)
がん休眠療法は現時点ではエビデンスが十分でないとされ、"効かない"などと一蹴されがちですが、この方法の理論的根拠と、大規模臨床試験による「標準的化学療法に劣らない延命効果がある」という確固たるエビデンスを、今回の教育講演で千葉大・高橋豊先生が示されています。
専門家向け文献は → 医学のあゆみ, 203(2) : 159-160, 2002.
一般向け解説書は → 決定版がん休眠療法、高橋豊著、講談社プラスアルファ新書
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標準的化学療法に比べて、副作用がほとんどない低用量抗がん剤治療(=がん休眠療法)は、体内の免疫系を破壊することはありません。そのため自家がんワクチンと同時に併用しても問題はなく、むしろ効果を高める場合があると考えられます。
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