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補完代替医療(CAM)について

05

Oct

 日本薬学会の学会誌「ファルマシア」に、北陸大・薬・教授・光本泰秀先生の標題に関する以下のご意見が掲載されております。
(→ ファルマシア、vol. 41, pp.907-907, 2005)

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 補完代替医療(complementary and alternative medicine, CAM)は「西洋医学以外の手法を用いた科学的未検証、もしくは医療現場で応用の可否が明らかになっていない医療を意味する」と定義されています。
  CAMには、サプリメント、機能性食品、ハーブ、鍼灸、指圧、漢方、アロマテラピー、運動療法などが含まれます。
  CAMの市場規模は驚くほど大きく、特に米国では巨大化したためもはや無視できなくなり、政府主導でCAMの科学的検証や臨床的評価が始まっています。
  CAMは副作用が少ないのが特徴で、その長所・短所が科学的に検証されれば、西洋医学に融和された使い方が普及するものと思いますが、厳密な臨床試験(ランダム化比較臨床試験)はまだ少なく、今後の大きな課題です。

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 当社が検索したところ、既に「サメ軟骨にはがん治療効果はない」という結果が発表されています。
→ 和文ニュース、http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20041210hj001hj
→ 学術論文、Ostrander GK, et al., Shark cartilage, cancer and the growing threat of pseudoscience. Cancer Res. 2004 Dec 1;64(23):8485-91.
  また、「緑茶でがん予防」については派手な新聞報道がありました。
→ http://www.asahi-net.or.jp/~ny7t-ooj/99093000.htm
  日本では、がん予防の専門家まで巻き込んで、盛んに宣伝されています。
→ 例えば、http://www.olff.net/sid-ina/reports/Koukai/KoukaiKouza/gan/gan.htm

 しかし、結果は、「緑茶には、発がん予防効果はない」と米国食品医薬品局(FDA)から公式に発表されています。
  → http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2005/NEW01197.html

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 ともすれば、現在の"がん免疫療法"は代替医療的に扱われることが多いのですが、その理由は、FDAが行ったような厳密なランダム化比較臨床試験を経ていないためです。

 しかし、当社の「自家がんワクチン」は術後の肝癌再発抑制効果について、ランダム化比較臨床試験を経ております。
(→ Kuang M, et al., Phase II Randomized Trial of Autologous Formalin-Fixed Tumor Vaccine for Postsurgical Recurrence of Hepatocellular Carcinoma. Clin. Cancer Res. 10: 1574-1579, 2004.)
  他の癌についても原理的には同じ作用をしますから、「放射線治療」との組み合わせ等、既に確立されている治療法とのコンビネーションも含め、積極的に術後治療の一環として「自家がんワクチン」をご検討下さい。

 また、病院で「化学療法」を受けながら「代替・補完療法とどうつきあうか」についてお悩みの方は、以下のページに考え方がよくまとめられており、参考になります。
  (ただし、一般的にはがん免疫療法と化学療法とは同時併用が困難です。化学療法を先に行ってしまっていたら、その終了後1ヶ月以上の時間をあけて抗癌剤の影響がなくなってから、「自家がんワクチン」療法を実施して下さい。)

→ http://www.coe-cnas.jp/carepkg_cncr/pdf.files/A04-1_daitai_all.pdf