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がん治療が終わった方へ: ご存知ですか? がん"完治"後、20年以上もがん細胞が血中をめぐっていることを

14

Aug

 乳癌では、術後10-20年も経てから再発するという現象がよく知られています。肺癌でも、数年もたってから再発することはよくあります。この理由は、"完治"したはずでもどこかにがん細胞が潜んでいるからだといわれてきました。
  つい最近、これに対応するがごとく、乳癌・肺癌の術後でも、92%の患者血中に、がん細胞様の上皮細胞が検出されるという報告が出ました(文献1)。しかも、がん"完治"例16例のうち、13例で検出されており、術前・術後に補助化学療法を追加した乳癌患者でも検出されています。健常人で検出されたのはわずか3%です。
  昨年末に発表されていた別の論文(文献2)では、厳密ながん細胞同定法を用いて、術後7年以上再発していない"完治"乳癌患者でも、その血中には、確かに乳癌細胞そのものが流れていることが示されています。驚くべきことにその中には術後13-20年を経た症例が36例中10例もあり、最長は術後22年でした。
  これらの事実と、乳癌術後8-20年たった症例でさえ「再発は年率1%もある」とされていることから、手術・放射線・化学療法という従来型治療法が終わって"完治"したとしても不完全であることは明瞭です。決して安心できません。
  そこで、従来型の術後補助療法(ほとんどが抗癌剤による化学療法です)終了後でも、なお「自家がんワクチン療法」を追加する意義は十分あると考えられます。問題となる副作用がなく、他のがん免疫治療法のように延々と繰り返す必要もなく、たった1コース・6週間の治療で終了し、しかもその効果は長く続くと期待できるからです。(自家がんワクチンが手術で"完治"したはずの肝癌再発を抑制し、延命効果まで表すほど長期間有効だったことを想起してください。)
  乳癌・肺癌で手術と補助化学療法を終え、治ったと思っている患者様は、以下の2つの文献情報について、真剣に主治医の先生に相談してみて下さい。

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  文献1. → Pachmann K, Longtime recirculating tumor cells in breast cancer patients. Clin Cancer Res 11(Aug. 1):5657-5658, 2005.
  文献2. → Meng S, et al., Circulating tumor cells in patients with breast cancer dormancy. Clin Cancer Res 10:8152-8162, 2004.
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