用語集

か行

ケモブレイン

化学療法による脳機能障害のこと。神経心理学検査の結果が悪く、認知機能障害も多く認められる。典型的には、「脳がとても重く感じそして疲れる...全てが鈍く曇っているように感じる」というもの。

解説記事は → 1.こちら(2009年)と 2.こちら(2012年) にある。

活性化リンパ球療法

がん患者自身のリンパ球を 抗CD3モノクローナル抗体で刺激し、 インターロイキン2存在下で患者の体外で増殖させることにより、増えた活性化リンパ球を再び患者に戻し、がん細胞を殺し結果的にがん組織を破壊する治療法。現在、国内ではいくつかの大学病院で高度先進医療として実施されているほか、民間の医療機関でも自由診療として実施されています。

がんワクチン療法

体内の免疫系が正常細胞を傷つけず、がん細胞だけを排除できるかどうかは、議論のあるところでした。しかし、キラーT細胞(CTL)が認識することのできるがん細胞に特異的な抗原があることが明らかとなりました。現在までに、数100種類のがん抗原が見つかっていて、その遺伝子も明らかとなってきました。最近では、それらの抗原を用いた新しい免疫療法として「がんワクチン」療法が行われるようになってきました。がん抗原タンパクあるいはそれに由来する断片である ペプチド を、免疫反応を増強させる補助物質(アジュバントと呼びます)とともに投与する治療法や、樹状細胞 を用いて、がんに特異的なキラー T細胞を誘導する方法もありますが、がん細胞中のあらゆるがん抗原を逃さないようにするため、がん細胞やがん組織そのものを用いる方法が最も注目されています。

抗CD3モノクローナル抗体

CD3はヒトT細胞の表面に存在する分子です。このCD3分子を特異的に認識するのが抗CD3モノクローナル抗体。抗CD3モノクローナル抗体がTリンパ球上のCD3分子に結合すると、T細胞が活性化します。