よくあるご質問と回答
専門的な質問
35 多くの抗がん剤は免疫抑制を起こします。抗がん剤療法と自家がんワクチン療法を併用することは可能でしょうか?
原則としてはリンパ球の増殖を強烈に抑制しない抗がん剤であれば併用が可能です(具体例はQ11の回答欄の注をご覧下さい)。また、抗がん剤投与の休薬期間中に自家がんワクチン療法を施行してしまうか、抗がん剤の投与量を低用量にしてしまうという方法が考えられます。
可能ならば、抗がん剤の影響がなくなるまでに4週間待ち、血中リンパ球数がおよそ1000個/μL以上に回復していることを確認した上で、なお自家がんワクチン投与に6週間以上の期間が取れることが望ましいのです。もし一度でもリンパ球欠乏症を起こしたことがある患者様の場合、しっかり回復していることを確認しなければなりません。場合によっては抗がん剤療法終了後5ヶ月以上かかるとされています(Su YB, et al., J Clin Oncol 22:610-6, 2004)。
しかし、比較的骨髄抑制作用の弱い抗がん剤を通常よりも少量投与している休眠療法などの場合で、常時、血中リンパ球数がおよそ1000個/μL以上に維持できている場合は、同時併用が可能です。
また、最近登場してきた、分子標的薬や抗体医薬といわれるものは、T細胞増殖を抑制しない種類ならば、併用可能と推定されています。この分野はどんどん進歩していますので、併用については従来の考え方が今まさに変化しつつあります。
よくあるご質問と回答をお読みになって解決しない場合は、弊社までお問い合わせください。











