ドクター通信
240 TLRに関する最新の和文総説論文
04
Aug
TLRとはtoll-like receptorの略で、自然免疫反応を惹起する最初の段階で外来の分子(異物)と結合する細胞表面の受容体分子群で、15種類以上あることが知られています(類似のファミリー分子群を加えればもっとあります)。
自然免疫反応から獲得免疫反応へとつながっていく起点にあたる重要なシグナル伝達を担います。最近は、TLRががん免疫反応でも活躍するという論文が出ていますが、その基礎的背景を英文論文で読むのは、結構面倒なものです。
なにしろ、すでにTLR関係の原著論文は15,000報を超えているのです。もはやがん免疫に関わるものにとって、TLRって知らない、では済まされません。
日本人にとっては幸いにも、最新の和文の総説論文を見つけましたので、ご紹介します(→Ref. 1)。あまり目立たない学会誌に掲載されていますが、内容は詳しく、全容を理解するのに役立ちます。
ネットで無料公開されています。こちらです↓
http://scw.asahi-u.ac.jp/~gifusika/zassi37-3/01into.pdf
Reference
1. 引頭毅、猪俣恵、滝川俊也:免疫系を調節するToll様受容体のリガンド認識とシグナル伝達機構 ~ その生理学的・病理学的役割、岐阜歯科学会雑誌、37(3):138-158, 2011








