ドクター通信
242 ペプチド抗原よりも患者様本人の腫瘍組織そのものを抗原にした方が効果が明瞭に高い
18
Aug
今年の米国脳腫瘍学会で特別講演を行ったカリフォルニア大ロサンゼルス校のヤンによれば、樹状細胞に4種類ものペプチド抗原(gp100, TRP2, her2, and survivin)を載せて投与した場合よりも、患者様本人の脳腫瘍組織の溶解物を載せて投与した方が、延命効果が大きいとのことです(統計学的に有意な差があります)。
→ http://www.medscape.com/viewarticle/741243
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この結果は、学術的に厳密に設定された臨床研究で見出されたものですから、信頼性は非常に高いものがあります。
ここで使用された合成ペプチド抗原は、いずれも脳腫瘍に高発現しているとされているがん抗原に由来するものです。それでも患者様本人の脳腫瘍組織中に含まれている膨大な種類のがん抗原ペプチドに比べれば、たった4種類ではいかに大量に投与してもかなわなかったということです。
脳腫瘍組織の溶解物でなくても、患者様本人のがん組織ならば、たとえホルマリン漬けにされていてもパラフィンブロックに埋め込まれていても、本来その中に含まれている患者様ご本人特有のがん抗原は膨大な種類そのままに大量に残っていますから、これをがん抗原本体として有効利用する弊社の「自家がんワクチン(AFTVac)」は、ペプチドワクチンを凌ぐ効果を表すと期待できます。
もちろん、合成ペプチドワクチンと自家がんワクチンの両者を併用すればもっと大きな効果が出る、と期待しても問題ありません。








