ドクター通信
165 再発肝がんについて新たな臨床研究が始まっています
- 最新の陽子線治療が筑波大病院で受けられます -
03
Feb
筑波大学附属病院・陽子線医学利用研究センターでは、本邦でも数少ない陽子線照射によるがん治療を行っており、国の先進医療制度にて混合診療を実施することが認められています。
陽子線治療は、肝細胞がんに有効で、5年間の観察で約90%が制御されるという非常に優れた治療成績をあげています。がんが1個しかない50人の患者様の5年生存率は、手術とほぼ同等の53.5%でした。
→ http://www.pmrc.tsukuba.ac.jp/kanzou.html
このほど、「再発肝がん」に対し、陽子線治療と免疫療法を組み合わせた臨床研究が新たに始まりました。
この臨床研究に参加を希望される場合、厳密な参加登録条件の事前審査がありますが、条件を満たされた患者様につきましては、陽子線治療は先進医療とはならず、免疫療法の費用もかかりません。
筑波大学から案内文が弊社に来ておりますので、転載します。この参加登録条件に合うと思われる患者様は、筑波大学附属病院・陽子線医学利用研究センターにお問い合わせください。
筑波大学附属病院は、「つくばエクスプレス」なら東京・秋葉原から快速で45分(つくば駅)、そこから1.6km、タクシー3分です(バスもあります)。
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【再発肝がんに対する臨床研究】
陽子線治療は肝がんに対する局所療法としてとても優れた治療法ですが、その後の肝内再発を防ぐことが現在重要な課題となっています。
そこで筑波大学陽子線医学利用研究センターでは、再発肝がんに対して陽子線治療と新たな免疫療法を組み合わせた臨床試験を行っております。以下のような条件を満たし、本試験にご参加いただける場合、先進医療は適応されず、陽子線治療と免疫療法に関する費用はかかりません。
現在の主治医とよくご相談の上、受診方法を読んでご連絡いただければ、担当医が必ず対応いたします。
【臨床試験の目的】
再発肝がんに対する、陽子線照射と新たな免疫刺激剤を投与する治療法の安全性と有効性(再発予防効果)について検討する。
【本臨床試験にご参加いただくための条件】
(1) 肝がん再発と診断されている
(2) 陽子線治療が可能でありメリットもある
(3) がんの大きさが画像診断法によって測定可能である
(4) 6ヵ月以上の生命予後が見込まれる
(5) 陽子線治療を行うための肝予備能がある
(6) 事前に化学療法を受けている場合は、骨髄機能が十分回復している
(7) 腎機能が正常である
(8) 時に介助が必要であるが自分でやりたいことの大部分は自分でできる
(9) 年齢は満20歳以上で80歳未満である
(10) 病名および病状をよく理解している
(11) 本臨床研究後も当院または当院の関連施設に通院可能である
ただし以下の患者様は対象となりません。
(1) 過去5年以内に肝がん以外の悪性腫瘍の既往がある、または現在罹患していると疑われている
(2) 自己免疫疾患の既往がある、または、現在罹患していると疑われている
(3) HIV(いわゆるエイズウイルスのことです)に感染している
(4) 本臨床試験を行うことが困難と考えられるような合併症がある
(5) 本治療法施行前の4週間以内に、(1)抗がん剤または副腎皮質ステロイド剤を全身投与したことがある、または、(2)全身に影響する放射線照射または生物学的治療をしたことがある
(6) 妊婦、授乳婦、および妊娠している可能性、またはその意志がある
ご参加いただくには所定の説明書による説明を受けていただいたうえで所定の同意書によるインフォームドコンセントが必要です。
(具体的なご相談はこちらにどうぞ ↓ )
*筑波大学附属病院・陽子線医学利用研究センター
〒305-8576 茨城県つくば市天久保2-1-1
TEL: 029-853-7100 FAX: 029-853-7102
E-mail: proton_therapy@pmrc.tsukuba.ac.jp
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