ドクター通信

161 CTスキャンの使いすぎに要注意

05

Dec

 米国では年間6200万回のCTスキャンが行われているとのことですが、これが第2の発ガンをうながす可能性があると、12月2日付けのロイター通信で警告されています。

 → http://www.reuters.com/article/healthNews/idUSTRE4B16GH20081202?feedType=RSS&feedName=healthNews

 この問題は、Harvard medical Schoolに連携しているBrigham and Women's hospitalとDana-Farber Cancer Instituteの患者調査で判明したもので、2007年にCTスキャンを受けた症例の過去22年間のoverall radiation exposureと照合した結果、7%の患者ではベースラインレベルよりも発ガン頻度が1%高くなるとのことです。

 この発表をしたA. Sodicksonらは、医師がCTスキャンの申し込みをするときに、患者ごとのCTスキャン履歴からリスクを計算し、画面にポップアップする警告システムを開発中とのことです。

 CTスキャンは、通常の検査では安全で問題はないとしても、累積照射線量は(特に古い機械では)単純X線検査の50-100倍に達することがあります。使いすぎには要注意です。