ドクター通信

123 外科の立場からがんワクチンを評価

25

Feb

 外科では権威あるBr. J. Surgeryの2007年12月号に、「Cancer Vaccines」に関する短い評論がスェーデンのカロリンスカ研究所から出 されています(Ref. 1)。
 まだ証明されていない点も含めて大胆に概括した見方を提示していますが、どのがんワクチンも大きな残存がん組織を目に見えるほどはっきりと縮小させる効果はないものの、延命効果とQOLの改善効果が見られると評価しており、抗がん剤との併用効果についても(Ref.2)を引用して触れています。

 世界では、外科でもがんワクチンについて前向きに検討する時代に入ったと感じられます。

REFERENCES
1. Kiessling R, Choudhury A. Cancer vaccines. Br. J. Surgery, 94, 1449-1450, 2007.

2. Schlom J, Arlen PM, Gulley JL. Cancer vaccines: moving beyond current paradigms. Clin Cancer Res. 13, 3776-82, 2007.