ドクター通信

108 HPVワクチンの適応拡大

06

Nov

 11月6日発信のASCOニュース(ロイター通信経由)で、子宮頚部がんを起こすヒトパピローマウイルス(HPV)の感染予防ワクチン(Merk社のGardasil)が、24-45歳の女性3,800人を対象にした臨床試験で、91%で、HPVの持続感染、子宮頚部異常(いぼ、前がん病変)に効果がある
と発表されました。

 → http://www.reuters.com/article/governmentFilingsNews/idUSN0420700720071105
 Gardasilは従来は9-26歳の女子向けに米国で認可されていたものですが、sexually maturedで多くがHPVに既に感染していると思われる成人女性でも有効となると、今後、この感染予防ワクチンは、FDAによる適応拡大の承認が得られ次第、全世界で使用されていくだろうと予想されます。

 今後のがん対策の中心課題は、HPVに限らず、がん誘導性と考えられているウイルスに対するワクチンの開発と発がん予防に大きくシフトしていくだろうと思われます。