ドクター通信

103 (1)再生医療からの撤退というニュースから (2)第4回がんワクチン療法研究会:10月13日に開催

06

Sep

(1) 再生医療からの撤退というニュースから

 9月5日に日経Biotechnology Japanのニュースに、「続報、バイエル 薬品の神戸リサーチセンター、07年内に閉鎖へ、再生医療研究中断、幹細胞研究を導出」という記事が出ました。 
→ http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?newsid=SPC2007090449118
 再生医療では、生きている細胞を扱うこととなり、操作の煩雑性、生き物の管理の困難さ、大型施設整備のたいへんさから、どうしても非常な高額とならざるを得ません。"組織再生"という夢はありますが、事業性の観点からすれば、やはり世界的大企業であっても断念せざるを得ないようです。

弊社では、ヒトナチュラルキラー細胞の特異的増殖培養技術をもっていて、ホームページに掲載しております。。
→ http://www.cell-medicine.com/about/immunotherapy.html

 脳腫瘍の場合、活性化したヒトナチュラルキラー細胞を患者本人に戻せば、かなり有効であることは判っておりますが(AnticancerResearch. 24: 1861-1872, 2004)、「それでもナチュラルキラー細胞療法を実施しないのはなぜですか?」と患者様から聞かれたことがあります。

 弊社のそのページには、「現在、ナチュラルキラー細胞療法については誠に恐縮ですがあまりに高額となるため、当社の提携医療機関では実施しておりません。」と掲示しており、これが理由です。

 一方、弊社の「自家がんワクチン」療法では、ホルマリン固定/パラフィン包埋したがん組織があればよく、生きているがん細胞は必要としません。極めて安定で取り扱いやすい状態のがん組織を原料にできるという大きな有利さがあります。今後とも前向きの利用をご検討願います。


(2) 第4回がんワクチン療法研究会:10月13日に開催

 第4回がんワクチン療法研究会が開催されます。演題募集案内が皆様のお手元に送られています。

  開催日時:2007年10月13日(土)13:00-18:00
   (懇親会 18:00-20:00)
  開催場所:東京・東京駅八重洲ビジネスセンター

この研究会の主な目的は、各種のがんワクチン療法について、有効無効も含めた臨床上の症例検討により、がんワクチン療法の最も適切な適用方法を探る点にあります。

 今回は、がん治療の現場に立つ"臨床医から見たがんワクチン療法"について討論を進めるとのことですので、読者の皆様には、ぜひ積極的にご参加願います。