ドクター通信
009 肺癌でEGFレセプターにactivating mutationがある場合にイレッサは効くという論文がでました
24
Aug
アメリカ癌学会が発信しているbreaking newsで、Gefitinib(商品名イレッサ)はEGFR遺伝子が活性型に変異した症例では94%(16/17)でCR/PRが得られているが、wild type EGFRの症例ではわずか12.6%(6/51)だという論文が8月15日号のClin. Cancer Res.に出たと紹介されました。
通常、Clin. Cancer Res.の論文ダウンロードは有料なのですが、米国でも話題性が高いためでしょう、今回は無料で配信されましたので、添付ファイルに付けておきます。ご参考に願います。
これだけ特異性が高ければ、肺癌に限らず、同じ変異がEGFRにあれば他のがん種でも効くはずだと予想されます。しかし、変異のない患者では、肺癌の場合に限らず高い間質性肺炎発生率に悩まされることは疑いありません。
現在、この遺伝子変異の効率的検査法の開発が熾烈な競争になってます。効率的で安価な検査法が市場化され簡単に事前検査できるようになるまで、イレッサは使いにくい薬の代表例であると思います。
なお、イレッサの話題、個人のブログにこれまでの詳しい経過が載ってます。
→ http://oreore.nobody.jp/mtm/iressa.html








