ドクター通信

001 ドクター通信fromセルメディシン No.1

08

Jul

 まもなく盛夏に入り暑い季節となりますが、先生方にはご多忙の日々をお過ごしのことと存じ上げます。

 さて、当社では「自家がんワクチン療法」を採用していただいている諸先生方を訪問し、自家がんワクチン受診患者様に関するフォローアップ調査を進めて参りました。まだ開始後の日が浅く十分な時間が経っていないため効果の有無不明の患者様が大多数でしたが、これは!と思われる症例も発見できました。

 この過程で、相当数の先生方より、自家がんワクチンに関する新しい技術開発はないか、自院の成績のみではなく他院の成績はどうなっているか等のほか、新しい有効症例や文献情報についてもご質問をいただきました。

 そこで、できるだけホットな最新情報をお届けする方法として、このメール短信を発行することに致しました。発行はホットニュース入手次第、随時に行います。また、この短信は当社が発信している一般向けの「セルメディシンニュース」とは異なり、発信先は当社提携医療機関の自家がんワクチン療法ご担当の先生方、および、「自家がんワクチン療法」導入をご検討中の諸先生方で、限られたご専門の方々です。

 先ずは、No.1をお届けします。

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  *自家がんワクチンは腫瘍組織が1グラム以上あれば調剤可能   となりました

 自家がんワクチンを調剤するために、これまでは約2gの組織が必要ですとご案内しておりましたが、調剤工程の細かい改良を積み重ね、この程、従来の半分の1グラム以上があれば1コースの治療用の調剤が可能となりました。

 1グラムは、平らな形状の組織なら1円玉1個、塊状の組織では1cm角のサイコロ状、球形なら直径1.3cmの大きさとなります。また1コースの治療用とは、2回の免疫反応テストと3回のワクチン接種用の分です。

 これまで手術で摘出した残存組織量が少なすぎて自家がんワクチン療法の受診をあきらめていた患者様にも、パラフィン包埋ブロック中に残っている少量の組織があれば、受診を考慮していただけるものと思います。

 1コースの治療であっても、術後肝癌の再発抑制効果があることは、はっきりと証明されております(Clin. Cancer Res. 10: 1574-1579, 2004)。昨年の第1回がんワクチン療法研究会で発表があったように、治療に難渋する術後再発脳腫瘍でPRの効果が出た症例もあります。