がん種別の症例
子宮がん
2009年11月末時点までに自家がんワクチン療法を受診された子宮がん症例のうち、経過報告があった症例についてソフトクライテリアの観点から評価した治療成績を以下の表とその下の代表的症例にまとめました。
評価済み症例のうちの改善例・無効例中30.4%で、臨床的に見てなんらかの改善効果(改善例 + 1年以上の長期不変・長期無増悪例)が見出されております。ソフトクライテリアは、学術的にみて厳密な評価基準(ハードクライテリア)とは異なるものですが、参考にしていただければ幸いです。
下表の改善率-1の定義は → こちらです
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| 子宮 | 42 | 33 | 2 | 5 | 2 | 14 | 30.4% | 4 | 25.9% | 5 | 1 |
- 注1)
- 評価済み症例数の計には投与中止例が含まれている
- 注2)
- 残存腫瘍サイズ縮小、腫瘍マーカー減少、推定余命より2倍以上の延命、QOL(KPS評価)の明らかな改善等の数値化できる指標のいずれか、または、
主治医の評価による何らかの臨床上の好ましい反応があった症例 - 注3)
- 長期不変・無増悪(ワクチン投与後1年以上無再発あるいは無増悪)
- 注4)
- (評価済み症例数から、転帰不明追跡不能例、投与中止例を除いた数を分母にとったとき)
改善率1=改善例数/(改善例数+無効例数) - 注5)
- (転帰不明追跡不能を全例無効と仮定した場合)
改善率2=改善例数/(改善例数+無効例数+転帰不明追跡不能) - 注6)
- ワクチン投与後1年未満
- 注7)
- 悪化、死亡などによる未投与・投与未了例(評価済み症例の一部に含まれている)
代表的症例
〔症例0104〕 (すばるクリニック)
子宮頚部扁平上皮がん、広汎性子宮全摘、リンパ節転移あり1ヶ所郭清。扁平上皮癌に対する抗がん剤の効果はあまり高くないため化学療法をせず、2004年5月自家がんワクチン療法を施行。再発なく5年経過。
〔症例0122〕 (すばるクリニック)
子宮体がん、04年8月自家がんワクチン接種、その原料は5年前(1999年)の手術摘出組織。免疫反応テスト-2陰性、しかしガングリオーマが半分になった。05年7月時点では右鼠径リンパ節肥大があり自家がんワクチンは無効と一時判断していたが、化学療法なしでもその後の経過良好、10年6月現在も問題なく、通院中。
(注) 自家がんワクチンは、他のがん免疫療法でもときどき観察されていますが、接種後もがんが増悪し続けるも、数ヶ月後になってがんが縮小をはじめ有効となる場合があります。典型例としては、肺がんの〔症例0144〕の腫瘍マーカーCEAの変化をご覧下さい。自家がんワクチン接種後3ヶ月間は増大していますが、その後、減少に転じています。→ http://www.cell-medicine.com/cases/report/haigan.html
〔症例0490〕 (たけだ免疫・遺伝子クリニック)
微小肺転移あるも自家がんワクチン接種後、1年5ヶ月経過時、進行なし。自家がんワクチン後、LAK細胞療法+温熱療法でフォロー中。
〔症例0545〕 (CI林免疫療法クリニック)
大型子宮がん摘出、07年7月自家がんワクチン接種、08年10月現在(1年3ヶ月経過時)異常なく健在。
〔症例0875〕 (陳瑞東クリニック)
1988年卵巣嚢腫を経験、08年12月子宮体がんを手術。08年12月の細胞診では類内膜腺がんG2とされており、子宮体がんと確定診断されている。完全切除とされていたが、リンパ節転移あり(stage IVa)、しかも骨盤リンパ節も郭清はしていない。09年2月自家がんワクチン接種後は無治療、10年6月現在まで16ヶ月間再発なく、正常、腫瘍マーカーも(-)。




















