Cell-Medicine, Inc.  (CMI)

 

BBS Paper No 5 要旨

> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

> ◆◇◆ 会員通信 ◆◇◆  

>  〜日本の製薬企業におけるインライセンス〜   理事  坂田 恒昭

> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

>  現在日本の大手製薬企業では自社で年間にいくつかの化合物の種(シード化合物、リード化合物)を創製することが要求されている。これはその後に製薬企業開発部門により医薬品へと成長していく。
  しかし、自社研究のみで年間に各社が目標として定めた化合物の数を達成することは困難である場合が多い。そのために各社とも外部(国内であっても海外からでも)よりリード・シード化合物をライセンスしてくることに頭を悩ませている。今までは外国のバイオベンチャーとコンタクトを取りもしくは紹介を受けてライセンスすることがほとんどであった。しかし、そのうちの数多くのものが上市されることなく消えていく。日本人にはやはり言葉の壁が大きくまた分厚い契約書正確に読みこなすことは凡人では困難であり、微妙な商習慣にも違いが見られる。また、幾人かのコンサルタントなどの見解では日本に入ってくる化合物情報は、どんな小さな中小製薬企業の化合物にせよ欧米の製薬企業の手垢がついている事が多いとのことである。日本人にはなかなか欧米のクローズなソサイエティーに入っていくには壁が大きすぎる。
 このために日本の大手製薬企業ではやはり日本でのバイオベンチャーが数多く生まれ育ち、日本の製薬企業発の世界に通用するブロックバスターの種になるようなものを数多く紹介して欲しいと願っている。そうすることにより企業再編の波
にもまれようとしている日本の製薬産業の防衛にも繋がると期待される。
 バイオベンチャーを志す皆さん患者さんを救うということは言うまでも無いが、
日本の製薬企業をも救うという使命感に燃えてよい化合物の種、技術を製薬企業に紹介して下さい。
 

         神戸大学大学院自然科学研究科 客員教授 坂田 恒昭 tsuneaki.sakata@nifty.com

> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

> ◆◇◆ バイオベンチャー紹介 ◆◇◆ 〜セルメデシン株式会社〜

> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 セルメデシン(株)は、理化学研究所の理研ベンチャー企業群の1つで、新たながん免疫療法を実用化することを目的に、2001年7月に設立された。理研・細胞開発銀行において開発していた技術、「自家がんワクチン」が主体である。これは、手術後のがんの再発防止、転移予防、微小がん治療を目的としており、肝癌では明瞭な再発防止効果があることが、臨床研究で判明している。特徴は、患者自身から取りだしたがん組織をホルマリン固定してワクチン製剤とし、その患者のみに使用するため、非常に安定で長期保存と遠距離輸送に耐え、しかも、副作用がほとんどなく、究極のテーラーメード医薬(パーソナルドラッグ)となっている点である。
 2003年2月現在の提携医療機関としては、久保島診療所(埼玉県熊谷市)、遠山クリニック(東京都千代田区)、およびその系列の遠山脳神経外科(埼玉県入間郡三芳町)があり、そこで「自家がんワクチン」による治療が受けられるよう
なっている。今後も提携先は増加させていく予定である。
 この他にも、がん細胞を殺せるナチュラルキラー細胞(ヒトキラーリンパ球の一種)の体外培養技術があり、すでに海外企業との共同プロジェクトがスタートしている。さらに、応用技術として、がん組織から取り出したがん細胞を培養したものを、生きている状態でそのまま(96ウエル細胞培養プレートのまま)超低温フリーザーで凍結保存し、生存状態に戻せばすぐに実験に使用できる凍結細胞プレートを開発している。

会社概要
セルメデシン株式会社
〒300-1234 茨城県牛久市中央1-18-12
TEL:(029)874-0074 FAX: (029)874-0074
資本金:1,506万円
代表者名:大野忠夫 
tad-ohno@rtc.riken.go.jp

> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

> BBS事務局より

> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ バイオビジネス・スクールは、「バイオの基礎」を終えて、今週の土曜日からは、神戸大学経営学研究科の全面的な協力を得て「経営学の基礎」の授業がはじまります。平日のお勤め(学生さんもいらっしゃいますが)に加え毎週土曜日の授業でハードな日々だと思いますが、受講生の皆様は熱心に勉強していらっしゃいます。

■ バイオビジネス・ステーションのロゴマークができました。メールでお送りすることができないのが残念ですが、まもなく皆様の目に触れる機会もあると思いますのでお楽しみに。

=================================================================
特定非営利活動法人バイオビジネス・ステーション  事務局 廣兼
(大阪商工会議所 経済産業部内)
  
540-0029 大阪市中央区本町橋2番8号
   tel:06-6944-0877 fax:06-6944-6249 hirokane@osaka.cci.or.jp 
   http://www.bbstation.net/

================================================================= 

 
最終更新日 : 2003/11/22